幹細胞の種類

幹細胞の種類

 

幹細胞を分類すると次の三つに分かれます。

 

幹細胞の種類

 

@受精卵(全能性)

 

どんな種類の細胞にもなれる能力を全能性といいますが、受精卵は細胞分裂を繰り返すことで、胎児や胎児を育てる胎盤などの組織を作り出します。
生命体を育てるすべての組織を作り出すことができるのが受精卵になります。

 

 

AES細胞(万能性)

 

受精卵は、二週間が過ぎて、分化増殖が進むと胎児になる部分と、それ以外の器官になる部分に分かれます。
受精卵が受精して胎児になるまでの胚から採取する幹細胞です。このうち、胎児になる部分のことをES細胞といいます。

 

このES細胞とは、私たちが体を構成する際のどんな細胞にもなれる能力を持っています。
ES細胞は培養によって無限に増殖させることができます。人胚性幹細胞の樹立や使用に関して、生命倫理上の課題も残されています。

 

 

B成体幹細胞(多能性)

 

ES細胞は胎児になるにしたがって消滅していきます。そして、特定系列の細胞だけ分化が可能である多能性をもった成体幹細胞へと変化していきます。この成体幹細胞は私たちの体の様々な部分に存在します。
造血幹細胞は、赤血球や白血球、血小板などの血液組織に変化します。また、神経の細胞になれる神経幹細胞や皮膚や骨、軟骨、脂肪細胞になる間葉系幹細胞などがあります。
人の体の組織の中から分化する前の状態の細胞です。骨髄や血液、目の角膜や網膜、肝臓、皮膚などで確認されています。それぞれの組織に成長する元となる細胞です。
他人の受精卵から採取するES細胞に比べて、拒否反応が起こる可能性が低いと言われています。

 

幹細胞の種類

 

 

幹細胞が発生しやすい組織

 

幹細胞が発生しやすい組織というのが、存在します。皮膚や脂肪細胞、骨格筋、骨髄などは、幹細胞が発生しやすい細胞となっています。
特に脂肪細胞では、培養することなく幹細胞を確保することができます。
新鮮な幹細胞としてすぐに使用できることも特徴になっています。

 

幹細胞の種類

 

 

まとめ

幹細胞の種類について調べていきました。受精卵というのは、胎児にも胎盤にもなれる全能性をもつ幹細胞であります。
注目されているiPS細胞は、ES細胞のように胎児の組織を作ることは可能ですが、胎児を育てる胎盤をつくることはできません。
ES細胞は受精卵から取り出されるものであるために、培養などに倫理上の問題が発生しています。
成体幹細胞は、自分の細胞からも作れますので、一番実用化できるといいのではないでしょうか。脂肪細胞には多くの幹細胞が発生するということです。

 

幹細胞の種類

 

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